奥田 知志 氏
NPO法人抱僕 理事長
家の無い「ハウスレス」だけでなく、心の「ホーム」を失った人びとを受け止め、ひとりにさせない社会づくりを目指す。
日本全国で6,500人以上と言われるホームレス。年々減少しているものの、今もなお大きな社会問題となっています。
奥田氏は、1988年に数名のボランティアと共に、おにぎりを手にしてホームレス支援を始めたのを皮切りに、年間約3,000食のまかない事業や、パトロール、自立支援住宅の提供、中間就労としてだし巻玉子製造等、生活保護世帯の子どもを対象とした学習支援、野宿経験者による劇団運営などの様々な活動を展開、ホームレス支援の第一人者として活躍し、「一日も早い解散を」と、ホームレス支援が必要なくなる社会づくりを目指しています。
2013年12月に制定された「生活困窮者自立支援法」では、審議委員として奥田氏も関わり、一歩一歩目指す社会へ歩み続ける奥田氏の話を伺い、これからの社会の目ざす道を共有しましょう。
■日 時 2016年7月9日(土)
- 17:30~18:00 開場・受付
- 17:45~18:00 地元各団体による活動紹介
- 18:00~18:10 開会・講師紹介
- 18:10~19:40 講演
- 19:40~20:00 質疑応答・閉会
■会 場 大里綜合管理株式会社1Fホール
- 講師の略歴
- 奥田 知志(おくだ ともし)
- 1963年7月滋賀県大津生まれ。関西学院大学神学部大学院修士課程卒業、西南学院大学神学部専攻科卒業。学生時代にボランティア活動に参加したことがきっかけで、ホームレス支援に関わり続けている。1990年、日本バプテスト連盟東八幡キリスト教会の牧師就任。2000年NPO法人北九州ホームレス支援機構設立、理事長就任。ホームレス支援全国ネットワーク代表等も務めている。現在、北九州を中心に、4カ所の自立支援施設を運営。北九州で活動開始後1500人以上のホームレスを自立へと導き、自立継続率も9割以上。NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に2度出演するなどメディアでも取り上げられている。