村林 新吾 氏
三重県立 相可高等学校
食物調理科 教諭
三重県多気町には日本で唯一の高校生レストラン「まごの店」があります。地元の食材をふんだんに使った料理は評判を呼び、土日などの営業日は常に満席。部員たちは週500食の定食をはじめ、地元スーパーで販売する1300個の弁当を製造するため、連日授業の前後や休憩時間、放課後とフル稼働しています。
この繁盛店をオープンさせたのは、大阪の調理師専門学校から19年前に三重県立相可高等学校食物調理科教諭・調理クラブ顧問へ転身した村林新吾氏です。調理はもちろん身だしなみや接客の言葉遣いまでトータルで指導しています。部員たちは全国の料理コンテストを総なめし、卒業後の就職率は100%を誇ります。2009年にはTBS系「情熱大陸 高校食物調理科・村林新吾」、2011年には日本テレビ系「高校生レストラン」と、氏を主人公にしたドラマが立て続けに放映されました。当日は食育のカリスマから熱血指導法を聴きます。
- 講師の略歴
- 村林 新吾
- Murabayashi Shingo
- 1960年三重県松坂市の日本料理店に生まれる。
- 大阪経済法科大学経済学部卒業後、大阪あべの辻料理専門学校へ入学。同校で10年間教鞭を執り、「料理天国」など料理番組の助手も務める。94年に三重県相可高等学校食物調理科創設時に赴任、現在に至る。
- 2007年文部科学大臣優秀教員表彰、08年調理師法施行50周年記念全国大会会長表彰を受ける。
- 著書『高校生レストラン、本日も満席。』『高校生レストラン、行列の理由。』(伊勢新聞社出版)等。