篠浦 伸禎 氏

東京都立駒込病院脳神経外科部長

 脳の大事な場所の近くに腫瘍ができた場合、従来の麻酔による手術であれば患者に手足の麻痺や言語の障害などが起きる可能性がありました。
 しかし、患者の麻酔を覚まし、手足を動かし会話したりして症状が出るぎりぎりまで脳腫瘍を摘出する最新の方法であれば後遺症がないと言われています。
 この脳の覚醒下手術で日本屈指の実績を誇る都立駒込病院脳神経外科部長の篠浦伸禎氏は、精神疾患の患者に「人間学」の本を渡したところ、薬よりも効果があることを発見し、その後も研究を重ねるうち、「人間学」の教えの実践を究極の「脳トレ」と結論づけました。
 私心にとらわれることなく「公」を考えることが脳に新しい回路を開き、「志」を持つことがストレスを乗り越える脳をつくるとの考え方です。
 「究極の脳の使い方」について考えてみませんか?

略歴
篠浦伸禎 Sinoura Nobusada
1958年愛媛県松山市生まれ。
東京大学医学部卒業後、富士脳障害研究所、東京大学医学部附属病院、茨城県立中央病院、都立荏原病院、国立国際医療センターなどで、脳外科手術を行う。1992年東京大学医学部の医学博士を取得。シンシナティ大学分子生物学部に留学、帰国後、国立国際医療センターなどで脳神経外科医として勤務。現在は都立駒込病院脳神経外科部長として活躍し、脳の覚醒下手術ではトップクラスの実績を誇る。





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講師のコメント

人間学と脳科学を学んでストレスに負けない幸せな人生を

都立駒込病院脳神経外科部長 篠浦伸禎

患者の病気を治すということが医者の使命です。
わたしは西洋医学に東洋の考え方を取り入れて免疫力を高めることに着目しています。

全国各地で講演していますが、こんなにみなさんが熱心によく聴いてくださったことはあまりありません。
質問もぶれていなくてすばらしかったです。

九十九里・大網地区のみなさんが人間学と脳科学を学んでストレスに負けない幸せな人生を送られることを祈念しています。


受講者の感想

「志と障害を乗り越えることで脳の状態がベストになる」に感銘


千葉市在住 有賀一朗


セミナー有難う御座います。
今回の篠浦さんの講演は、覚醒下手術の名医という事でどのような話をされるのかなと楽しみにしていました。
実際、気さくな方で分かり易く説明をされました。
私が印象に残ったことは、『志』と『ストレス』の関係です!
普通は、ストレスがない状態をベストと思いますが、志があって、いろんな障害が現れて、それを乗り越えることによって、成長し脳の状態がベストになる点です。
また、明治維新の人物で坂本龍馬の事例で『公』の『志』が特にいろいろなストレスを乗り越えるとベストな状況に変えていく力が出ると言われたことに感銘しました。
現在は、明治維新のように死を直面することなく、平凡に生活できるといった平和ぼけが蔓延しています。
日本を変えるような維新の時代の人が現れればと考えさせらる昨今です。
私も確かに、小さいことから、いろいろなことに挑戦しつつ、脳を鍛えて行きたいと思います。

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