土方 正志 氏

(有)荒蝦夷代表取締役

 2011年3月11日、マグニチュード9.0の大地震、最大遡上高38.9メートルにものぼる大津波が東北地方太平洋沿岸部に壊滅的な被害をもたらしました。
 作家・編集者の土方正志氏は、雲仙普賢岳の噴火、奥尻島の大津波、有珠山や三宅島の噴火など、災害被災地の現場に取材で多数赴いています。写真家・奥野安彦氏との共著には、『瓦礫の風貌 阪神淡路大震災1995』(リトル・モア)、『てつびん物語 阪神・淡路大震災 ある被災者の記録』(偕成社)等があります。
 震災の取材で壊滅前の建物や生活、地域の特性に興味を持つようになり、民俗学者の赤坂憲雄氏が提唱する東北学にたどり着くと、東京を離れ、拠点を仙台に移しました。その十数年後、東日本大震災で事務所が傾き自宅マンションが大規模半壊すると、山形市での避難生活を強いられ、今は仙台の復興に尽くす毎日です。土方氏が代表を務める荒蝦夷は、東北ゆかりの識者17人による『仙台学Vol.11 東日本大震災』を震災後、2か月以内でスピード発行しました。
 土方氏には、地震・津波等の恐怖、被災者の思い、復興途上の仙台の様子、「東北学」の魅力などについて語っていただきます。

土方正志(Hijikata Masashi)氏の略歴
1962年、北海道ニセコ町生まれ。東北学院大学文学部史学科卒業。出版社勤務を経て、フリー編集者・ライターとなる。94年、『ユージン・スミス 楽園へのあゆみ』(佑学社)にて産経児童出版文化賞受賞。2000年から04年にかけて、『別冊東北学』(東北芸術工科大学東北文化研究センター・作品社)の編集を担当。現在、雑誌『仙台学』や『叢書東北の声』シリーズを発行する㈲荒蝦夷代表取締役。この度の震災で自宅マンション大規模半壊。山形市の仮事務所を経て、5月に仙台で事務所を再建。ホームページ(http://homepage2.nifty.com/araemishi/)













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